2011/06/21

睡魔

アルコールと懐かしい声が過ぎ去り、
自分の心の外側に乾燥した会話が過ぎ去って行く。
22時過ぎの山手線
東京駅から渋谷まで
思いがけないほど優しい空気で
同じように空虚

渋谷から地下鉄で郊外へ向かう
女装した少年の眼が
女の腰を注視している

時計は緩やかに23時に向かう
久しぶりの睡魔と
君の声への渇望が
渾然となって暗闇を作る

ところで
緑は真の暗闇の中で
何色なんだろうか、と。


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